新卒社員の育成について
渋谷で働くとあるメガベンチャーのとある事業部長をしているkurofuneincです。
今日は、新卒社員の育成について書きます。
長年に渡りたくさんの新卒社員を預かる中で、育成の大原則を自分なりに見出しました。私はこれにそって預かった新卒社員を育成しています。
1.スキルorスタンス
2.育成も成果
3.愛
1.スキルorスタンス
新卒社員を立ち上げるにあたり、
スキルを開発するのか?スタンスを開発するのか?
これを見極め決めることが非常に大事です。
例えば、分析の手法がわからず四苦八苦している新卒社員がいたとしましょう。
この人に、「そもそもチームに貢献しようとするスタンスが見えない」などと叱りつけて意味があるでしょうか?
例えば、クライアントのことを考えずに自分が売りたい商品ばかりを提案する新卒社員がいたとしましょう。
この人に、「いや、今回はこういうストーリーでこの商品をこんな風に売ろう」と毎回細かく指示していても、本当に結果を残せる営業マンにはなりませんよね?
今この新卒社員に関して、能力開発すべき事項はスキルなのか?スタンスなのか?
この見極めと実行が非常に大事です。
2.育成も成果
育成することが目的になっている人がいます。
育成のための育成に熱意を施している人がいます。
育成ってそもそも何のためにやるんでしたっけ?
「結果を残せる人間を生み出すため」
ですよね。
育成の成果は、新卒社員をそういう人にできたかどうか?でしかありません。
育成を趣味にしている熱血教師になってしまっている人がいますが、そんな人は会社からもその新卒社員からも本来求められている人はいません。
さらによくいるのが、
育成をストレス解消の捌け口にする人。
育成という大義名分のもと、何の役にも立たないインプットで自己満足している人がいますが全くの論外です。
さらに、育成という大義名分のもと、何の役にも立たない詰めや叱責をしている人、こちらも論外です。
3.愛
最後は愛、です。
その人に「結果を残せる優秀な人になってほしい」とまっすぐに思える人の厳しい一言は、パワハラにはなりません。
受け取った方が愛を感じます。
愛を感じてもらえれば、相手は厳しい一言も前向きにとらえます。
逆に、その人の成長をまっすぐ願えない、
育成を単なるやらされ業務としか感じられない人の厳しい一言は、相手には刺さりません。
その人の成長をまっすぐ願う愛こそが、
新卒社員の育成につながります。